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Murmur...

アラサーといいたくないけど徐々に30の扉が見えてきている女子が好きな音楽を中心にまとまった言葉を語りたいときに語る場所。

TOUR SUKIMASWITCHを振り返る:アイスクリームシンドローム

ここであえてのSpecial(追加公演)限定で演奏されたこの曲に

触れてみる。

 

序盤の4曲を終え、軽い挨拶程度のMCが終わったところで

卓弥さんがアルペジオを軽く弾く。

そのコードがいつものMC明けの曲のコードと違って、おや?となった。

Specialの公演をやるにあたって前もってコメント動画とかで

「曲の増減も考えてます」なんて話を聞いていたから、友人たちと

願望も含め変えてくる曲の予想をしたりもしていたのだけど、

卓弥さんがつま弾くコードがその中にあった『あの曲』の入りのコードで

なおさら胸がざわついた。

 

公演前、ちょうど福岡の振替公演を目前に控えていたとき、

「本公演でやっていた『桜夜風』はさすがに季節的にそろそろ

はずしてくるよね?」なんて話をしていた。

 

「『桜夜風』がはずれるなら、Specialは何がそこにくると思う?」

「えー、冬〜春にかけてやるツアーだから『桜夜風』でしょ?

じゃあSpecialは夏だしあれ聞きたいな。『アイシン』。」

 

卓弥さんがガッとギターを弾くのと同時に息を吸って歌い出した。

その瞬間、想像していたことが現実になってしまった、と思った。

卓弥さんの歌とギターから始まった『アイスクリームシンドローム』。

DOUBLES ALL JAPANで歌ってはいたけれど、あのときは

ふたりの連弾だったし、原曲に近い形は本当にひさしぶり。

まだ梅雨空な東京だったけれど、もうすぐ夏がやってくるこの時期に

聞けてとても嬉しかった。

 

2度しか聞けていないので、詳しいことを書くほどの記憶は残っていないけれど、

Specialならではの映像演出がこのあたりから影をちらつかせるように

なってきたような気がした。

窓枠の外に広がる空と風車。ふたりの後ろのパネルに映し出されるのは

風になびく青々とした草木。

MVの世界観を継承しつつも、ライブで演奏することによって

さらに増すこの楽曲の清涼感を表現したような映像たち。

野外のライブじゃないのに、閉ざされた空間だからそこに風など

一切吹かないはずなのに、ふわっと前のほうから気持ちいい風が

吹いてくるような、そんな錯覚に陥った。

部屋の中から窓枠の外を見つめていた人が、ラスサビでは外の草原へ

思わず飛び出していってしまったような、そんな演出を映像だけでなく

音でも彼らは表現してくれていたように思えた。

 

「手が届きそうなほどそばに君が見えたらいいな」

このフレーズを歌うときに、卓弥さんは『見えたらいいな』の部分で

若干のタメをつくっていた。

そこからの「幸せは増えたって減るもんじゃない」というフレーズ。

このフレーズを歌うときの、キラキラとした笑顔に、

いまこの瞬間の彼の心のなかで感じていることが表れていたような気が

わたしはした。

実際のところはわからないけれどね。

 

…次の記事では、今度こそ、日替わり曲の話をする!笑