Murmur...

アラサーといいたくないけど徐々に30の扉が見えてきている女子が好きな音楽を中心にまとまった言葉を語りたいときに語る場所。

TOUR SUKIMASWITCHを振り返る:ホール公演日替わり曲②(8ミリメートル、スカーレット)

ホール公演日替わり曲、2曲目。

こちらもそれぞれの感想をつらつら連ねるパターンで。

 

◆8ミリメートル

「意外な選曲」と正直思った曲。

ラグランジュポイントツアーでの

Aアングル→Bアングル→8ミリメートル

の印象が強かったので、それを越えることができるのか、と

思いながら聞いていた。

正直、やっぱりこの曲は3曲セットで聞いたほうがいいかな、と

思った。(ちょっぴり辛口でごめんなさい)

それでもやっぱり1番、2番、間奏、ラスサビ、と段々主人公の

外へとだだ漏れていく感情が音で表現されているところには

ライブの会場なのに目の前でドラマが繰り広がっているなと感じた。

「何もかも二度と戻らない」からの、バンドメンバーたちの

三者三様な表情も、とても素敵な絵だった。

このパートの日替わり2曲の感想を書き終わったあとで触れるけれど、

次の曲へと繋がる序章という考え方をするとするならば、

この曲が織りなすストーリーのほうが切なくて胸が苦しくなるな、と

思った。とても悲しい…。

あと、表情でも歌う人だな、大橋卓弥は。と思った。この曲で改めて。

 

◆スカーレット

名古屋1日目から解禁されたこの曲。

初日川口公演で『8ミリメートル』、次に参戦した仙台公演で

『君のこと全部』を聞いて、この部分の日替わり曲はこの2曲なのかなと

勝手に思っていた。

だから、名古屋の2日目に自身が参戦してこの曲が来たときにものすごく驚いた。

それと同時に、ふたりの地元名古屋までこの曲を日替わり曲のリストから

外しあたためていたことに、この曲に込めたふたりの想いを悟った。

 

 この曲を歌うときの卓弥さんの優しさが顔からこぼれおちそうな

柔らかい表情で、それとは正反対に優しく想いを込めながらも淡々と

鍵盤を弾くしんたさん、という表現の仕方が両極端なふたりを見て

スキマスイッチらしいな、とおもったりもした。

感情を表出させる手法こそは違うけれど、ふたりともこの曲に対して

やはり思い入れはあるのだな、と感じた。

たまたまなのかもしれないけれど、石成さんがステージ上で自身の思い出を

語った市川公演もこの部分の日替わり曲がスカーレットで、ちょっぴり心が

じーんとしたな。

 

 

この日替わり曲パートは名古屋公演前はさておき、名古屋公演以降の

セットリストでいうと次の曲への序章となる大事な部分だなとわたしは感じていた。

この部分の2曲にどんな組み合わせがくるかで、次の曲『僕と傘と日曜日』の

世界ががらっと変わる。

どちらにせよ、悲しい別れの曲ではあるのでどの曲を経ても

決してハッピーエンドな結末にはならないのだけれど、

『僕と傘と日曜日』に至るまでにどんなことがあって、どんなことを

考えて、乗り越えて「なんて呼べば僕は救われるのだろう」と僕が言うか。

特にこの日替わり曲2曲目にどちらの曲が来るかで受け止め方が変わるなって

思った。

個人的には君のこと全部、8ミリメートルからの僕傘、という展開のときが

一番胸がきゅーっと痛んだかな、と。

日替わり曲2曲の組み合わせは、仙台公演でしかやらなかった(多分)

目が覚めて・君のこと全部 の組み合わせが一番気に入った。

1回しかやらなかった、ということも作用しているのかもしれないけれど。

ただ、仙台のときは日替わり曲のあとがlife×life×lifeだったから、

聞こえ方はまたちょっと違ったかな。

それはそれで、life×life×lifeの「僕の道って合ってるのかな」と

つぶやくシチュエーションの捉え方が変わる気がして、また違った聞こえ方を

するような気もしていたのだけど。

 

仙台までのセトリの話は、『僕と傘と日曜日』か『蝶々ノコナ』のところで

改めて…。