2016.08.06 15:10~ ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016@LAKE STAGE―ひたちなかでしか見れない、いつもよりちょっとロックなスキマスイッチ
ひたちなかでの思い出。
何年かここでスキマスイッチのステージを観て感じたことを
書いてみました。
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ポップミュージックを奏でる印象の強いスキマスイッチが、ちょっぴりロックな一面を見せる一日。
私は、彼らがROCK IN JAPANに出る日を毎年楽しみにしている。
この日も例外ではなく、既存のバラードやアッパーな楽曲に、彼らなりのロックのエッセンスを注いだ演奏を見せてくれた。
『LINE』、『ユリーカ』とエモーショナルでアッパーなナンバーから入り、オーディエンスの熱量をぐんと上昇させた後の『奏(かなで)』。
アクトの中盤でバラードを入れ込む彼らの勇気に息をのみながらも、常田真太郎が奏でるイントロの1音目から歓声と拍手が鳴り出す光景に、この曲がもつパワーを感じた。
エレキギターが主旋律を奏でる様子は、ロックフェスだからこそ聴けるアレンジ。
灼熱の太陽が照りつけるLAKE STAGEに、少し柔らかい風が吹き込んできたような気がした。
ここからは矢継ぎ早に『Ah Yeah!!』『全力少年』とアッパーなナンバーが続いていく。
ドラムのリズムに合わせたクラップ、タオルを空に向かって投げる様子、サビの大合唱……自然とオーディエンスが一丸となる様子は、MCで大橋卓弥が「スキマスイッチ初めて見る人?」と問いかけたときにかなりの人数が手を挙げたとは思えぬほど。
こういう場面に出くわすたびに背筋がぞくっとする。
アクトが終わり、満員御礼だったLAKE STAGEから一斉に人が出ていく姿。
他のアーティストのグッズを身に着けたお客さんも「かっこよかった!」「全力少年聴けてよかった!」を目をキラキラさせている様子。
傍から見ていても、たまらない。
ボーカル大橋卓弥も、アクトの序盤と終盤で自身のスマートフォンを片手に、客席の様子を収めていた。
収めたくなるぐらい印象的な光景だったのかもしれない。
ひたちなかがオーディエンスにくれる新たな音楽との出会い。
そして、ひたちなかがアーティストにくれる新たなオーディエンスとの出会い。
そして、その出会いがぶつかりあうことで起きるひたちなかでしか見れない、聴けないパフォーマンス。
私はこの瞬間を見届けたくて、きっとこれからもひたちなかに足を運んでしまうのだろう。
2016.08.06 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016
@LAKE STAGE スキマスイッチ
1.LINE
2.ユリーカ
3.奏(かなで)
4.ガラナ
5.Ah Yeah!!
6.全力少年
Vo.&Gt. 大橋卓弥
Pf.&Cho. 常田真太郎
Dr.村石雅行
Ba.種子田健
Key.浦清英
Gt.太田貴之